ピルの商品レビュー

【超低用量ピル】ヤーズの通販レビュー(値段と購入方法)

製薬会社バイエル薬品
販売開始2006年
成分
  • エチニルエストラジオール 0.02mg
  • ドロスピレノン 3mg
世代・相性第四世代・一相性
錠数28錠(実薬24錠、偽薬4錠)

ヤーズはアメリカで2006年に販売が開始され、日本でも2010年に販売開始された第四世代のピルです。成分のドロスピレノンは40年以上も前に発見されました。ヤーズは長い年月をかけて成分の配合や安全性について研究されてきた安全性の高いピルです。

ヤーズは低用量ピルの中でも超低用量ピルに属しており、副作用が低く抑えられています。28錠入っており、その中で実薬24錠、偽薬4錠に分かれています。

ここではヤーズの特徴、副作用、飲み方、値段、購入方法など、購入前にチェックしておくべきポイントを紹介しています。

ヤーズの特徴

ヤーズは従来の低用量ピルより副作用が出にくい、というメリットがあります。実薬が21錠ではなく24錠であることから来る利点もあります。避妊効果以外にもたくさんの効果が得られ、一相性ピルとしてのメリットもあります。

副作用が出にくい

ヤーズは超低用量ピルと言われる、従来の低用量ピルよりもホルモン量がさらに少ないピルで、副作用が非常に少ないことが特徴です。一般的な低用量ピルのエストロゲン(女性ホルモン)の含有量は0.03mg~0.04mgですが、ヤーズは0.02mgと非常に低量になっています。

また、ヤーズに含まれる黄体ホルモンは、体内にある天然の黄体ホルモンと非常に近い働きをします。そのため、吐き気やむくみ、乳房の張りや痛みなどの副作用が出にくくなっています。

実薬が他の低用量ピルより多い

一般的な低用量ピルは実薬が21錠ですが、ヤーズは24錠あります。1錠あたりに含まれるホルモン量が少ないので体への負担が軽くなり、副作用も出にくくなります。

実薬が24錠(24日分)なので、休薬期間も短くなります。通常の低用量ピルは7日間ですが、ヤーズは4日間に短縮されていることによって、すり抜け排卵の起こる確率が下がります。また、休薬期間に見られる頭痛などの不快な症状も出にくくなります。

すり抜け排卵とは
ピルを飲んでいるのに排卵が起こってしまうことを「すり抜け排卵」と言います。休薬期間中や飲み忘れた後に起こりやすくなります。すり抜け排卵のリスクを減らせることは、避妊の成功率を上げることに繋がります。

避妊以外にもたくさんの効果が得られる

ヤーズは、避妊効果以外にも複数の効果を得ることができます。

まず、月経困難症やそれにともなう生理痛や不快感などの症状を改善する効果があります。子宮内膜症以外の生理痛にも効果が認められています。

その他にも月経周期の不順、月経出血の異常などの改善にも利用され、あらゆる月経困難症の治療に効果を発揮します。

また、ヤーズに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)には男性ホルモンを抑える働きがあり、肌の過剰な皮脂の分泌を防ぐので、ニキビや肌荒れの改善効果があります。

日本では避妊目的での処方は未認可

日本では、ヤーズを避妊や生理日をずらす目的で処方することは認可されていません。

ヤーズは日本では「月経困難症」「子宮内膜症以外の生理痛」「月経前症候群(PMS)」「生理不順」などの治療目的のみ、処方が認められて、保険が適用されます。

それ以外の、避妊や生理日の調整などの場合は認可されていないため、保険適用外(自由診療)となります。

しかし、ヤーズは海外では主に避妊薬として認可されており、避妊効果が高いことは世界中で実績があります。日本では個人輸入での購入が可能となっており、年々多くの女性が通販(個人輸入代行サイト)を利用して購入しています。

一相性ピルとしての特徴

ヤーズは超低用量ピルですが、含まれるホルモン量が一定しているので一相性ピルでもあります。一相性ピルには以下のような特徴があります。

飲み間違えにくい

トリキュラーのような三相性のピルには実薬が3種類あるので、飲み間違えると効能に影響が出ることがあります。しかし一相性のピルは含まれるホルモン量が全て同じなので、順番を間違えても問題ありません。飲み間違えることが少ないので安心です。

生理日を調節しやすい

生理日の調整をするときは、三相性ピルより一相性ピルのほうが使い方がシンプルです。三相性ピルを使うと何錠か飛ばして飲んだりしますが、一相性ピルはどこから飲んでも構いません。一相性ピルは面倒が日数計算が不要です。

月経前症候群(PMS)の治療に向いている

月経前症候群(PMS)は女性ホルモンが生理周期に合わせて変化することが原因で引き起こされます。一相性ピルは含まれているホルモン量が一定なので、ホルモン量の変動を抑えやすく、月経前症候群(PMS)の治療に向いています。

ヤーズの飲み方のポイント

ヤーズを購入する前に、飲み方のポイントを確認し、自分の生活スタイルに取り入れることをイメージしておきましょう。

ヤーズは28錠入りで、以下のように実薬24錠、偽薬4錠に分かれています。通常のピルは21錠(+偽薬7錠)なので、やや特殊です。

ヤーズのシート(表側)

1日1錠を24日間

1日1錠を24日間服用し、4日間休薬します。休薬期間が終わったら、29日目を1日目として次のシートを飲み始めます。

ヤーズは休薬期間が4日(通常の低用量ピルは7日)と短いので、休薬期間の2日目頃に通常は生理が来るようになっています。まだ生理が終わらないうちに次の服用を始めることになっても問題はありません。

副作用はどれくらいあるのか

ヤーズは超低用量ピルなので副作用は非常に少ないのですが、それでも個人差があり、人によっては副作用が出ることがあります。

主な副作用として頭痛や吐き気、乳房の張りや痛み、不正出血などのマイナートラブルがあります。しかし飲み続けるうちにホルモンバランスの変化に体が慣れていくので、3日~2か月もすれば通常はなくなります。

副作用の症状がひどい場合や、長く飲み続けても症状がなくならない場合は、服用を中止して医師に相談するようにしましょう。

どんなリスクがあるのか

ヤーズも他の低用量ピル同様に血栓症のリスクがあります。ヤーズについては、血栓症による国内での死亡例が2010年11月16日~14年1月17日の間に3件報告されています。服用前に喫煙者や40歳以上の女性は医師にご相談ください。

服用後に以下のような症状が見られたときは血栓症の疑いがあるので、すぐに医師の診断を受けましょう。

  • 突然のふくらはぎの痛み、腫れ
  • 手足のしびれ
  • しゃべりづらい
  • 息切れ、息が苦しい
  • 胸の痛み など

購入方法と値段は?

ヤーズの購入方法には、病院での処方と個人輸入がありますが、病院での処方は月経困難症や月経前症候群(PMS)などの治療・改善に限られます。需要の多い、避妊や生理日調整に対しては、ヤーズの処方は認可されていません。

病院での購入は避妊目的などでは特に高い

ヤーズを病院で処方してもらうと、薬代だけで2,500円~4,000円ほどかかります。これは、月経困難症や月経前症候群(PMS)の治療薬として処方された場合の価格です。避妊目的や生理日の調整などの目的で処方してもらう場合は自由診療(保険適用外)になるのでさらに高額になります。価格はは病院やクリニックによって大きく異なり、6,000円代の場合もあれば、8000円代、3000円代など様々です。

また、病院やクリニックでは、薬代の他に診察費(初診料、再診料、処方料、指導料、検査料など)もかかります。診察費は通常は3,000円~5,000円ほどですが、精密検査が必要な場合は検査料だけでも1万円~3万円ほどになります。病院でのピル購入は高額になる傾向があります。

ヤーズを購入するなら通販(個人輸入)がおすすめ

ヤーズを通販サイトを利用して個人輸入で購入すれば、病院より安い値段で購入できます。病院に行く時間や待ち時間なども短縮でき、薬代だけで購入できるメリットがあります。

また、避妊目的や生理日調整などの目的では処方してくれない医師もいるので、せっかく病院に行っても処方してもらえないケースもあります。

通販ではヤーズの「まとめ買い」で格安に

通販サイトにはまとめ買いの割引があります。

下の表は大手の医薬品通販サイト「医薬品アットデパート」の価格表ですが、1年分のまとめ買いをすることで、1箱3000円でヤーズを購入することが可能です。

1箱3,780円(1箱あたり3,780円)
2箱6,842円(1箱あたり3,421円)10%OFF
3箱9,817円(1箱あたり3,272円)13%OFF
5箱15,672円(1箱あたり3,134円)17%OFF
7箱21,618円(1箱あたり3,088円)18%OFF